マクドナルド、木製食器と紙ストローを導入 まず30店舗

日本マクドナルドホールディングスは22日、2022年2月から一部店舗で木製食器と紙製ストローを導入すると発表した。まず神奈川県内の30店舗でプラスチック製を代替する。プラスチックごみの削減を目的として22年4月に施行されるプラスチック資源循環促進法に対応する。全国導入も計画するが時期については「未定」としている。
対象となるのはスプーンやフォーク、マドラーといった食器類とストロー。横浜市周辺の店舗で先行導入し、消費者の反応を見ながら早期の全国展開をめざす。安全性や使い勝手から子供向けに提供している曲がるストローなど一部については素材の代替が困難なことから当面はプラ製での提供を継続する。
同社は米マクドナルドと歩調を合わせ、25年末までに子供向けの「ハッピーセット」に付属する全てのプラ製おもちゃの素材を再生素材や植物由来のものに切り替える方針を示している。冷製ドリンクに使われるプラスチックカップなど食品容器や包装も25年末までに再生素材や環境団体から認証を受けた素材などに順次切り替えていく。
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