サントリー、「角瓶」など16〜20%値上げ 7月から
サントリーは22日、「サントリーウイスキー 角瓶」や「サントリーウイスキー オールド」など11品目の希望小売価格を7月出荷分から16〜20%引き上げると発表した。100億円を投じて貯蔵庫を増設するなど、安定供給に向けた増産投資や原材料などのコスト増を価格に転嫁する。
角瓶とオールドのほか「サントリーウイスキー スペシャルリザーブ」、「サントリーウイスキー ローヤル」の4ブランド11品目が対象になる。缶や樽(たる)商品は対象外だ。角瓶の700ミリリットル瓶は税抜き1910円と20%値上げする。値上げは全ブランドとも2016年以来7年ぶりとなる。
安定供給に向けた増産投資に踏み切る。24年までに100億円を投じ、近江エージングセラー(滋賀県東近江市)の貯蔵庫を増設する。23年1月に着工し、24年10月の稼働を目指す。

原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。
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