ウーマン・オブ・ザ・イヤー大賞にクラシコム佐藤友子さん

女性誌「日経ウーマン」(日経BP)が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023」の大賞に、インテリア雑貨や衣料品などを取り扱う電子商取引(EC)サイト「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムの取締役、佐藤友子さん(46、写真)が決まった。多様なチャネルを通じてECの魅力や世界観を発信し、ファンを獲得し続けていることが評価された。
高校卒業後はアルバイトなどで職を転々とした後、結婚。インテリア事務所を経て実兄の青木耕平氏とともにクラシコムを2006年に設立した。ECサイトの店長として商品やコンテンツの統括を行うほか、オリジナルドラマの制作も担当している。
ECはネットで買い物をするため、実店舗と違って手触り感がないというデメリットがある。同社は動画共有サイト「YouTube」で「青葉家のテーブル」というオリジナルドラマを配信。写真共有アプリ「インスタグラム」やインターネットラジオなど多様な手段でファンとのつながりを構築している。
創業時から自己資金のみで仕入れからサイト運営までを賄い事業を拡大してきた。8月には東証グロースへの上場も果たした。23年7月期の単独業績は売上高が前期比12~17%増の58億~60億円を見込む。
同賞は今年で24回目。様々な分野で目覚ましい活躍を遂げた女性を毎年表彰している。詳細は12月7日発売の日経ウーマン1月号に掲載する。
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