ダイソーでそろえるキャンプ用品 おすすめ6アイテム
特集 初心者、買い足しに便利な100均キャンプグッズ(上)

空前のキャンプブームを背景に、最近は100円均一ショップにも多くのキャンプグッズが並んでいる。キャンプ道具を安価でそろえられるため、これからキャンプを始める人におすすめだ。便利でおしゃれなアイテムが多く、キャンプ道具の買い足しにも活用できる。
そんな100円均一ショップで販売されているキャンプグッズから、実用性が高いアイテムを厳選した。今回は「ダイソー」の注目アイテムを紹介する。ダイソーは100円を超える高価格帯の商品を拡充しており、キャンプグッズも500〜1000円のものが実用的で狙い目だ。
荷物置き場としても便利なサンシェード

「クイックエクスパンドサンシェード」は瞬時に広げられるポップアップ式のサンシェード。前面にドアはなく、奥はメッシュ仕様になっているため通気性が高い。テントのように寝泊まりするのには向かないが、UVカット機能があるので、キャンプ時の日よけや荷物置き場として活躍する。
大きさは幅144×奥行き100×高さ98センチメートルで、1〜2人用のコンパクトサイズ。子供の遊び場としては十分な広さがあり、大人でも1人なら横になって快適に寝られるだろう。
設置する際は、サンシェードが風で飛ばされないよう、四隅に付属のペグを打ち込んで固定する必要がある。
ポップアップ式なので撤収が簡単なのも魅力だ。折りたたむのには少々コツが必要だが、慣れると数秒で片付けられる。持ち運びに便利な収納袋も付いている。

憧れのハンモックが550円で手に入る

ハンモックに揺られながら、のんびり読書を楽しむ。誰しも一度は憧れたキャンプでのシチュエーションも、ダイソーなら550円で実現できる。ただし、体重制限60キログラムなので注意したい。
ダイソーの「ハンモック」は布製で、カラフルなデザインのためテントサイトが華やかになり、目印にもなる。キャンプ場は雨や朝露で地面がぬれていることも多いので、バッグなどの荷物置き場としても役に立つ。
デザイン性が高く自宅のインテリアとしても効果的なので、キャンプシーンで使わなくなっても再利用が可能。価格も手ごろなので、試しに購入するハンモックとしては優秀だ。

家族キャンプに最適な折りたたみチェア

大人から子供まで使えるコンパクトな折りたたみチェアも販売されている。キャンプチェアは人数分用意する必要があるため、どうしてもコストがかかってしまう。ダイソーの「コンパクトチェア」なら一脚550円に抑えられるので、これからファミリーキャンプを始める人にも最適だ。
サイズは幅37×奥行き37×高さ58センチメートルで、座面の高さは28センチメートル。耐荷重は70キログラム。座面が小さいため、通常サイズのキャンプチェアと比べるとやや安定感に欠けるが、一日中座って過ごすのでなければ十分快適に使えるだろう。
ワンタッチで開閉できるので、道具の準備が苦手な人でも安心。収納袋が付いており、軽量なため持ち運びが楽なのもうれしい。

待望の本格バーベキューグリルが登場

ダイソーは以前から、アルミ皿に網が付いた一人用の使い捨てコンロを販売していた。しかし21年は、繰り返し使える本格的なバーベキューグリルを発売。商品名は「ミニBBQグリル」だが、2〜3人用サイズで実用性が高いところが魅力だ。
使用時のサイズは幅35×奥行き27×高さ16センチメートル。脚は折りたたみ式で、本体底部に付いているため簡単に設置できる。その半面、高さは物足りないが、逆にトレンドのロースタイルでバーベキューを楽しめるメリットもある。
焼き網も付属しているので、炭さえ用意すればすぐにバーベキューを始められる。使用する木炭の目安は1〜2キログラム。大人数でバーベキューをする際のサブグリルとしても重宝するはず。

煮る・焼く・炊くに対応するメスティン

アルミ製の箱型の飯ごう「メスティン」は、ダイソーの大ヒット商品。熱伝導率が高いアルミ製で、ご飯をムラなくふっくら炊くことができる。今回紹介するのは定番の1合炊きだが、人気に後押しされて1.5合炊き、3合炊きも新たにラインアップしている。
メスティンは炊飯のほか、ラーメンや煮込み、焼き料理など幅広い調理に対応するため、ひとつ持っておくと非常に便利。キャンプはもちろんのこと、自宅での調理にも活躍する。
ダイソーのメスティンはアルミ臭が抑えられており、シーズニング不要でそのまま使用できる。フチも滑らかなのでバリ取りの手間もなく、メスティンを初めて使う人でも扱いやすい点が人気の理由だ。

タレ付き肉の調理に活躍するミニ鉄板

幅8.4×長さ13.2センチメートルの、手のひらサイズのミニ鉄板。アルコールバーナーやバーベキューグリルの網にのせて使用する。
小さいながら鉄板として十分に使えるので、ソロキャンプでの焼き料理を始め、バーベキュー時はにんにくなどの細かな野菜やタレ付き肉の調理に役に立つ。とはいえ、鉄板がそこまで厚くないので過度な期待は禁物。ステーキのような分厚い肉を焼くには心もとない。あくまでも焼き料理のサブ調理グッズとして用意しておくのがいいだろう。
ミニ鉄板はほかの100円均一ショップでも販売されているが、ダイソーはリフター付きという点に優位性がある。専用設計のリフターは両サイドの溝にしっかり差し込めるので、鉄板を安定して移動させられる。これは大きなメリットだ。

(ライター 津田昌宏、写真 宮前一喜、スタイリング 宇田川雄一)
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