JAL、エコノミー客も有料で成田のラウンジ利用可能に

日本航空(JAL)は、エコノミークラスの利用者でも追加料金を払えば成田空港のJALのラウンジを使えるサービスの販売を始めた。以前はラウンジが利用できるのはJALマイレージバンク会員の上位会員やビジネスクラス搭乗者などに限られていた。「ビジネスクラスでなくてもいいが、シャワーを浴びるため、ラウンジには入りたい」といった利用者の需要を取り込む。
片道4950円(日本で購入する場合)で成田空港内のJALの「サクララウンジ」を使える。Wi-Fiやシャワーの使用、飲食ができ、搭乗便の出発3時間前から利用できる。JALが運航するJAL便名の国際線定期便で、成田空港を午後2時以降に出発する便が対象(バンクーバー線を除く)だ。混み合う午前中を避けた。
飛行機に多数回乗ることなどでJALマイレージバンク会員の上位会員になる。「ラウンジの快適さを知ってもらうことで当社便の利用の促進につながるのではないか」と担当者は言う。
同様のサービスを国際線ではホノルルやサンフランシスコなど4空港で始めており、成田で5つ目。同サービスは足元が広い非常口座席の事前指定などの「オプショナルサービス」の一環だ。多様なニーズに対応できるよう、今後もオプションの追加を検討していく。
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