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JR東日本の深沢社長「21年度の黒字化めざす」 株主総会

JR東日本が開いた定時株主総会(22日、東京・千代田)

JR東日本は22日、東京都内で定時株主総会を開いた。コロナ影響で鉄道利用も低調ななか深沢祐二社長は「一層の危機感を持って対応する。収益力の向上と構造改革に取り組み、まずは2021年度の黒字化を目指す」と語った。株主からはコロナ対応や五輪関連などの質問が上がった。

株主からはコロナ感染拡大への対応や羽田空港に直接乗り入れる新線計画の進捗についての質問のほか、同社がスポンサーを務める東京五輪・パラリンピック開催について感染拡大への懸念などの声が上がった。JR東は五輪開催に賛成としており、阪本未来子常務執行役員は「我々の役割は大会開催地を事業エリアとする主要な公共インフラとして、期間中安心して移動できるようにすることだ。しっかりと感染拡大防止を行う」と述べた。

また20日に変電所のトラブルで山手線などが約4時間にわたり運転を見合わせたことに関連し、安全性を問う質問もあった。深沢社長が「大変迷惑をおかけし深くおわび申し上げる」と謝罪したほか、鉄道事業担当の前川忠生副社長は「安全を前提としたうえで、コストダウンや技術開発を進め業務の高度化を図っていく」と話した。

会場で参加した株主は約300人で20年比では10人程度増えたが、コロナ影響前の19年の約1600人と比べると大きく減った。時間は59分で、取締役の選任など議案は全て可決された。株主総会に参加した東京都新宿区の男性(64)は「まだ鉄道収入も戻らず黒字化は簡単ではないだろう。新しい事業や鉄道以外の分野での収益創出を期待したい」と話した。

JR東はコロナ影響で鉄道利用などが落ち込み、21年3月期は最終損益が5779億円の赤字と民営化以降初めての赤字に転落した。22年3月期は黒字転換を目指すが、緊急事態宣言の影響で5月の鉄道収入も低迷しており厳しい状態が続いている。

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