見守り・防犯にネットカメラ 首振り機構付きで4280円
Wi-Fiに接続して、映像を離れた場所から視聴できるようにするネットワークカメラ。自宅で留守番をしているペットや別の部屋で寝ている子供の様子を確認したり、防犯目的で設置したりと用途はさまざまだ。
ネットワークカメラ自体は以前からあるが、画質や機能にこだわると高額になりがち。それがネックで導入を断念した人もいるだろう。そこでお薦めしたいのが、アトムテックの「ATOM Cam Swing」だ(図1)。

直販価格:4280円
●カメラ:焦点距離2.8ミリ/F1.6●画角:120度●解像度:1920×1080(最大20フレーム/秒)●インターフェース:マイクロUSB、マイクロSDカード(最大32ギガバイト)●対応OS:iOS 10.0以上、Android 8.0 以上●防水・防じん性能:IP65●サイズ:幅53×奥行き53×高さ122.5ミリ●重さ:254グラム
直販で4280円という手ごろな価格ながら最大フルHD(秒間最大20フレーム)の解像度、設置場所の音声を聞けるマイク、自分の声を届けられるスピーカーを搭載(図2)。さらに水平方向に360度、垂直方向に180度駆動する首振り機構もある(図3)。


キューブを2つ合体したようなデザインだが、本体は小型で軽量。防水・防じん仕様なので室内はもちろん、屋外でも利用できる(図4)。

筆者は、1台をリビングに置いて幼い子供の様子を、もう1台をベランダに置いて屋外の様子を確認している(図5)。

画像の視聴には、スマホやタブレットの専用アプリを使う。初期設定時にカメラを登録すると、アプリ上から目的のカメラの映像を呼び出せる。本製品の場合はカメラの向きを、このアプリを使って調整できる(図6)。

防犯機能も充実。カメラに人が映り込むと、動体として検知。マイクロSDカードが挿入されていれば、その映像を別途保存。専用クラウドへアップロードもできる。動体を追尾したり、カメラの向きを一定時間で変えたりすることも可能だ。死角が少ないので、侵入者が何をしようとしているのか、広い範囲で監視できる(図7)。

肝心の画質も良い。夜間でも街灯などの明かりがあればフルカラー映像で表示できる(図8)。

真っ暗な状況でも、赤外線カメラとして動作する。図9は筆者の子供が寝ている映像だが、状況確認には十分だ。

複数台の管理もしやすい。専用アプリを使うと図10のように1画面にまとめて映像を表示できる。

(ライター 原如宏)
[日経PC21 2022年4月号掲載記事を再構成]
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