LINE、ネット店舗開設の新サービス 22年春に本格展開

Zホールディングス(HD)傘下のLINEは21日、無料でネット店舗を開設できるサービス「マイスマートストア」を始めたと発表した。2022年春の本格展開を目指す。店舗ごとにLINEの公式アカウントを開設し、チャット機能のほか売れ筋商品の傾向など、販促に役立つ情報も提供する。
韓国ネイバーのサービスを日本向けに開発した。LINEはネイバーから業務委託を受けて、国内での営業やマーケティングを担う。
20日にスイーツ専門店など約10店舗が先行利用を始めた。公式アカウントとの連携により、キャンペーンの告知やクーポン配布ができる。チャット形式で商品に関する問い合わせなどへの対応もでき、売れ筋商品などが管理画面から確認できる。今後、サイトへの流入経路や顧客層の分析といった機能も利用可能になる。
初期費用はかからない。店舗側は販売手数料(2.5%)と、決済手数料(3.5%)を支払う。22年3月末までに申し込めば、販売手数料は23年3月末まで無料とする。
(宮嶋梓帆)
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