スリーエムジャパン、在宅勤務や出社を選択制に
米スリーエム(3M)の日本法人、スリーエムジャパン(東京・品川)は、社員が在宅勤務や出社などの働き方を選択できる制度を5月1日から導入する。工場で勤務する生産職を除く全社員が対象。新型コロナウイルス後も柔軟な働き方が定着すると考え、恒久的な制度として社員が勤務方法を選べるようにする。
社員は「出社」「在宅勤務」、出社と在宅勤務を組み合わせた「ハイブリッド」の3種類から選択する。「出社」は出社率の目安が80%以上、「ハイブリッド」は20~80%程度とする。在宅勤務は20%以下で、国内であれば遠隔地での居住も認める。上司との話し合いで選び、業務やライフスタイルに応じて変更できる。
同社ではこれまでも最大週2日の在宅勤務を認めていたが、販売職や生産職などは対象外だった。今回は販売職や研究開発職も対象とする。
同制度は米国本社で2021年9月から始まり、アジアでは韓国やシンガポールが既に導入している。日本では18年から最大週2日の在宅勤務を認めていたが、コロナ下では在宅勤務を基本としていた。