1社あたり時価総額、3725億円に減少 プライム始動でも
数字でみる2022年(2)
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東京証券取引所の市場再編から約9カ月が過ぎた。海外の投資マネーを呼び込もうと、厳しい上場基準を設けて始動した最上位のプライム市場だったが、1社あたり時価総額は3725億円と100億円強減った。社外取締役選任など統治改革が進展した一方、収益性改善は遅れた。基準未達でも上場できる「暫定組」など新陳代謝のあり方も課題だ。
プライムには旧東証1部の約8割の1839社(現在1838社)が移行した。「流通株...