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UAゼンセン、2%基準のベア 要求を正式決定

流通や外食、繊維などの労働組合が加盟するUAゼンセンは2022年の春季労使交渉で正社員とパートなどを合わせた全体の目標について「2%基準」のベア(ベースアップ)を求める統一要求を正式決定した。新型コロナウイルスの影響は続いているものの、企業業績は戻りつつあるとの認識を示し2年ぶりに「2%基準」という表現に戻す。

UAゼンセンは約2300組合が加盟し、182万人の組合員を抱える国内最大の産業別労働組合。パートなど短時間組合員が6割を占める。パートは昇給分に加えて「2%以上」時給を引き上げるほか、昇給分が不明な場合総額4%増を基準にする。企業内最低賃金について時給1060円を基準に要求する。パートでは時給40円増を目安とし、2年ぶりに具体的な金額を示した。

21年は新型コロナウイルスによる業績の悪化を考慮して目標数値に幅を持たせていた。足元では「第6波」の影響が懸念されるが、20日の中央委員会で松浦昭彦会長は「異例の年だった昨年と比べ濃淡はあるものの全体の事業環境は改善しており積極的に賃上げに臨んでいく」との認識を示し、昨年の「2%までの幅を目標に」とのベアについての表現を20年春季労使交渉までの「2%基準」との表現に戻す。

21年春季労使交渉ではパート1人当たりの賃上げ率(ベア+昇給分)が1.87%となり、正社員の賃上げ率(1.91%)を6年ぶりに下回った。今後はUAゼンセンの決定に基づき各企業の労働組合が2月中旬をメドに要求を組み立てる。去年を超える要求を出せるかに加えて、パートと正社員の賃金格差是正も焦点となる。

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