Microsoft「Teamsのサービス、大部分が回復」と公表
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米マイクロソフト(MS)の業務ソフト「Office365」のビジネスチャットアプリ「Teams(チームズ)」が日本時間21日午前10時ごろから日本を含む世界各地で接続しにくくなった障害で、MSは大部分のサービスが回復したと公表した。
MSは障害に関する公式サイトを立ち上げており、「大部分のサービスが回復したが、一部の機能を利用する際に問題が発生し続ける可能性がある。残った(障害の)影響に対処していく」と説明している。
原因については内部のストレージ(記憶装置)への接続に支障が出たためと公表した。
チームズはオンライン会議や通話、メッセージのやりとりで企業などに使われており、こうした機能の一部が使えなくなった。チームズの1カ月当たりの利用者は2億7千万人超。MSによると日経225企業の94%がチームズを導入しているという。在宅勤務が定着するなか、業務に影響が出た。
直近では7月に日本でKDDIの大規模な通信障害が起きたほか、米ツイッターでも米国や欧州など世界各地で障害が発生した。21年にはウェブコンテンツを素早く配信するサービスを手掛ける米Fastly(ファストリー)の不具合で世界のウェブサイトで大規模なシステム障害が発生した。20年には東京でクラウド大手米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のサービスで障害が起きた。
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