デジタルリテラシー向上を目指す 3団体が協議会設立

データサイエンティスト協会(DSS)、日本ディープラーニング協会(JDLA)、情報処理推進機構(IPA)は20日、共同で「デジタルリテラシー協議会」を設立したと発表した。デジタル技術を使いこなせるビジネスパーソンを増やすため、情報技術(IT)・データサイエンス・人工知能(AI)のデジタルリテラシー向上に関する取り組みを進めていく。
デジタルリテラシー協議会の主な活動には、ビジネスパーソンが身に付けるべき基礎的なデジタルリテラシーの提示、デジタルリテラシーを習得する道筋などの見える化などがある。協議会はデジタルリテラシーを「Di-Lite(ディーライト)」という名前で定義。IT・データサイエンス・AIのそれぞれから基礎的で共通する部分を盛り込んでいく。
今後は年に1、2回の割合で、デジタルリテラシー協議会の会合を開く。第1回は2021年夏に開催を予定している。Di-Liteについては、産業界などからの意見を踏まえて見直しを進めるほか、DSSのデータサイエンティスト検定やJDLAによるAIの検定試験であるG検定、IPAのITパスポート試験と連携させる。企業に向けた普及活動も進める予定だ。
(日経クロステック/日経コンピュータ 西村崇)
[日経クロステック 2021年4月20日掲載]
関連リンク