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JASRAC、ブロックチェーンで草の根音楽家支援

日経クロステック

日本音楽著作権協会(JASRAC)はブロックチェーン技術を活用した楽曲管理の実証実験を、2020年12月~21年2月にソニー(現ソニーグループ)と実施したと5月19日に発表した。今後、22年の実用化を目指して機能の追加・改善を図るとしている。

実証実験では、存在証明付きの楽曲情報管理サービスのプロトタイプ版を構築。クリエーターが同サービスに音源と著作者情報などのメタデータをセットで登録し、ブロックチェーンにより第三者の改ざんを防ぐ仕組みとした。

実証実験には、自ら作詞・作曲した楽曲を動画共有サイトなどで公開する形で創作活動をしているクリエーター31人が参加した。こうしたクリエーターは本名が非公開であったり、草の根ベースの活動であったりすることも多い。

そのため、自身の楽曲を無関係の第三者が勝手に、かつ本人に成りすまして他の配信サービスに登録するといった課題があった。ブロックチェーンの活用により楽曲の権利者を明確にして、無断転載や成りすましに対抗しやすくする。

実用化に向けては、レコード会社や音楽出版社もこうしたブロックチェーンによる楽曲情報管理サービスの枠組みに入ることを想定。紙の書類や実印、印鑑証明書などを使わず、ブロックチェーンを活用した電子契約により、若手のクリエーターが自身の楽曲の著作権や商業利用に関する契約を交わしやすくすることを目指す。

(日経クロステック/日経コンピュータ 金子寛人)

[日経クロステック 2021年5月20日掲載]

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