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モデルナ、3回目接種「オミクロン型に有効」

(更新)

米バイオ企業モデルナは20日、同社の新型コロナウイルスワクチンについて、3回目接種をした場合に新たな変異型「オミクロン型」に対する体内の抗体が大幅に増えたとする臨床研究の結果を発表した。

同社によると、2回接種を終えた人はオミクロン型の感染を防ぐ「中和抗体」の量が少ないが、3回目として1~2回目の接種量の半分にあたる50マイクログラム(マイクロは100万分の1)を接種したところ、29日後に中和抗体が約37倍に増えた。また、1~2回目と同等の100マイクログラムを接種した場合は約83倍に増えたという。

2回接種からどの程度経過した人を研究対象としたのかや、2回接種時点でのオミクロン型への予防効果は明らかにしていない。

3回目接種によりオミクロン型の感染や重症化に対してどの程度の予防効果が得られるかはまだ分かっていない。ただ、スティーブン・ホーグ社長は同日の投資家向け説明会で「中和抗体の増え方と感染や重症化、死亡への予防効果は相関関係にある」と、予防効果が期待できることを示唆した。

モデルナは既にオミクロン型に特化した新たなワクチンの開発に着手している。今後ウイルスの変異がさらに進み人の免疫を回避する可能性があることから、新しいワクチンの開発は継続する。同日、2022年初めにも臨床試験(治験)入りする計画を明らかにした。

オミクロン型へのワクチンの予防効果を巡っては、米ファイザーが8日、ワクチンを接種した人の血液を使った初期調査の結果を発表。3回目の追加接種を受けてから1カ月経過した人の血液は、オミクロン型を防ぐ抗体の量が2回接種した人の25倍に増えたという。ファイザーとモデルナの実験は前提条件が異なるため、単純比較はできない。

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