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建材・家具探しの負担軽減 テクチャー、1.2億円調達

建築家向けの建材・家具の検索サイトを運営するtecture(テクチャー、東京・渋谷)はこのほど、コーラル・キャピタルなど8社から約1億2000万円を調達した。同社はメーカーを横断して建材や家具を探すことができるウェブサイトを運営する。建築業界では現在でも紙のカタログを利用している場合が多く、探索作業の負担が大きい。調達した資金を使ってサイトの機能拡充などに向けた開発体制を整える。

テクチャーのサイトでは建築事例の画像から商品情報を閲覧することができる

建築家・隈研吾氏の事務所やLINEで勤務した経験を持つ山根脩平氏らが2019年に同社を創業した。今回はJ-KISS型新株予約権方式と第三者割当増資を組み合わせて資金を調達した。創業からの累計調達額は1.9億円になった。

同社の検索サイトでは「椅子 黒」といったキーワードなどをつかって、様々なメーカーの建材や家具の画像を呼び出すことができる。メーカーごとのカタログのページをめくるのに比べて探しやすくなる。1万4000点程度が現在登録されており、22年4月をめどに5万点に増やす。

また同サイトでは建築事務所などから集めた建物の外観や内装の画像も閲覧することができる。こちらも「キッチン 木」といったようなキーワードを使って検索できる。各画像には使用されている家具や建材の情報が登録されており、画像にカーソルをあわせるとメーカーや品番、サイズが分かる。

建築家は過去の作品集や雑誌を見ながら構想を膨らませることが多いが、使われている家具の情報が分からず困ることがあったという。建築事例と建材や家具の製品データを集約することで、建築家やデザイナーの負担を軽減する。

メーカー側から製品掲載料として月額で費用をとる収益モデルで、建築家から製品を認知してもらえる機会が増える点などを訴求して協力メーカーを増やす。

野原ホールディングス(東京・新宿)が19年に発表した設計士を対象にした調査では現職の不満として、25%が「残業が多い」ことをあげていた。また45%が「クリエイティブな発想のための十分な時間をとれていない」と回答していた。

作業現場のデジタル化や半自動化につながる技術を開発する建設テック企業が多いが、設計部門を対象にした製品やサービスにもニーズはありそうだ。

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