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三菱電機、非常用発電機で発電できない恐れ 部品交換へ

(更新)

三菱電機は20日、過去に製造した非常用発電機について、停電時に発電できなくなる恐れがあると発表した。部品の取り付けミスなどが原因で、2001~16年に出荷した1294台の全数で部品を交換する。対象製品は老人福祉施設や病院、商業施設などで使われている。これまでは不具合の申告があったものだけを修理していた。

対象となるのは非常用ディーゼル発電機の「PGシリーズ」(20年に生産終了)のうち、01年10月~10年9月に製造された985台と、14年9月~16年10月の309台。コネクター(スリップリング)の固定が不十分だったり、コンデンサーのプラスとマイナスを誤って取り付けたりしていた。

同社によると、ダム関連施設で台風による停電時に作動しなかったケースが1件あった。このときは短時間で電力が復旧したが、不具合の放置が続けば災害時に消防設備が動かないなどの被害が生じる恐れもあった。

顧客には点検が義務付けられており、コネクターが原因の発電停止は41件、コンデンサーは13件が報告されていた。同社は設計や工程の見直しを行う一方で「直ちに壊れることはない」などとして、報告があったもののみの修理にとどめていた。ただ21年は例年より報告が多いことから11月までに全数の修理を決定。認証機関や消防当局などに報告した。

非常用発電機を製造する長崎製作所(長崎県時津町)では6月、鉄道車両向けの空調装置や空気圧縮機を対象に、長年にわたって不正な検査が行われていたことが発覚している。三菱電機の品質不正を全社的に調べている調査委員会も、非常用発電機について調査中という。

納入した顧客は特定できており順次、部品交換を進めている。同社は「多大なる迷惑、心配をかけ深くおわびする」とコメントした。

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