23年卒就職希望調査、損保や商社は人気根強く ディスコ
就職情報サイトの「キャリタス就活」を運営するディスコは、志望度順に10社まで選べる形式で2023年3月卒業予定の大学生・大学院生の就職希望企業調査を実施し結果を公表した。損害保険大手をはじめ金融業界や商社、メガバンクの人気が目立った。SDGs(持続可能な開発目標)やワークライフバランスを重視する企業が人気だという。

調査期間は21年10月20日~22年3月15日。国公立大学や私立大学計120校に在籍する大学3年生および大学院修士1年の学生5298人を対象とした。志望度順に少なくとも5社、最大10社選ぶ形式で希望企業を調査した。
文系理系や最終学歴を問わない総合ランキングでは、損害保険ジャパンや東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険が上位10社に入ったほか、日本生命保険も第14位で順位を伸ばした。上位10社では伊藤忠商事や三菱商事といった商社、三菱UFJ銀行や三井住友銀行など銀行も人気だ。
大学院生のみの文理を問わないランキングでは、1位のソニーグループをはじめ上位10社のうち7社がメーカーだった。旭化成や川崎重工業などが昨年から順位を伸ばした。ディスコの担当者は「脱炭素やサステナビリティーなどを意識した研究開発をする企業に人気が集まる印象だ」と話す。