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量子技術実装へ基幹材料の開発拠点 量研機構

量子科学技術研究開発機構(量研機構)は26日、次世代の高速計算機である量子コンピューターの基幹材料などを開発する拠点を新たに立ち上げる。量子技術を巡る国際競争が激しさを増すなか、社会実装や産学官連携、人材育成で世界と戦う体制を整える。

「量子機能創製拠点」を新設する。量研機構が4月に量子ビーム科学部門高崎量子応用研究所(群馬県高崎市)に設けた量子機能創製研究センターが中心的な役割を果たす。

量子コンピューターの基本素子ともいえる量子ビットや超高感度の量子センサーなどの基幹材料に加え、超省エネデバイスを可能にするスピンフォトニクス技術などの研究開発に取り組む。量子技術の活用や導入に欠かせない産業界と学術界の連携の場としても重要な機能を担う。

政府は2020年1月に策定した量子技術イノベーション戦略に基づき、コンピューターや通信・暗号、センサーなどにかかわる量子技術の開発を担う中核拠点として国内の大学や研究機関に8つの量子技術イノベーション拠点を設置してきた。22年4月にまとめた量子未来社会ビジョンで拠点の拡充や追加を打ち出し、量子機能創製拠点もその一つと位置づける。

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