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講談社、前期の純利益43%増 電子・版権収入伸長

講談社は21日、2021年11月期の単独決算を発表した。純利益は前の期比43%増の155億円だった。漫画作品の電子書籍のほか、利益率が高いIP(知的財産)展開を含む版権ビジネスが漫画中心に伸びた。紙に依存しない電子書籍・版権ビジネスが収益の柱となっており、事業構造の変革が功を奏している。

売上高は18%増の1707億円だった。内訳をみると、雑誌や書籍などの紙の出版物である「製品」は4%増の662億円だった。「進撃の巨人」をはじめとするコミックスが好調だった。雑誌は減少傾向だが「書籍は好調な漫画以外も、前の期を上回って推移した」(同社)としている。

電子書籍などのデジタル部門と国内外の版権収入を合わせた「事業収入」は27%増の910億円だった。「東京リベンジャーズ」など、漫画作品の映像化や商品化といったIP展開が進んだ。事業収入のうち、電子書籍収入は30%増の690億円となり、紙の製品の売上高を初めて上回った。同社の漫画アプリ「マガポケ」などが好調だった。

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