LG日本法人、42型の有機ELテレビ 1人で楽しむ需要想定

韓国LG電子の日本法人、LGエレクトロニクス・ジャパン(東京・中央)は42型の有機ELテレビを5月下旬に発売すると発表した。同社が販売する有機ELテレビでは最小となる。日本市場で流通する有機ELテレビは55型以上の大型機種が中心だが、中型機種でも高機能テレビを訴求する。
50型以下のテレビでも有機ELテレビの構成比が日本市場で年々高まっていることに対応する。価格はオープンだが予想実売価格は24万円前後。
新機種は米ネットフリックスなどの動画配信サービスに対応する。これまでの大型機種は居間に置いて複数人で精細な映像を楽しむ需要を取り込んできたのに対し、新機種では寝室など比較的小さな部屋に置き、1人で楽しむ需要を想定する。
有機ELテレビは自発光する有機ELパネルを用いて映像を表示する。映像の表示にバックライトが必要な液晶テレビと比べて、深みのある黒の色合いや明暗の際立った映像を表示できる。
LG電子は2013年に大型の有機ELテレビを世界で初めて発売した。同じLGグループのLGディスプレーは、テレビ向けの有機ELパネルで大きなシェアを持つ。