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食品値上げ、23年も家計負担重く 変わる消費まとめ読み

原材料価格の高騰を受けた食品の値上げが2023年も続く見通しです。帝国データバンクによると、22年に値上げした食品の数は2万品目を超えました。23年1~4月はすでに7000品目以上の値上げが予定されています。短期間で再値上げする動きも広がっており、家計の負担は一段と高まっています。消費動向の変化やメーカーの動きをテーマにした記事をまとめました。(内容やデータなどは公開当時のものです)

値上げで特売減少 個人消費に逆風

食品メーカーの相次ぐ値上げを受けてスーパーの特売が減っています。日経POS(販売時点情報管理)情報で主な食品約150品目を調査したところ、22年11月は97%の品目で販売数量に占める特売の割合が前年同月を下回りました。原材料高が長引き、メーカーや小売りが特売原資を費用負担することが難しくなっていることが要因です。販売価格が高止まりすることで、個人の節約志向が一段と強まりそうです。
食品の特売、97%で減少 主要150品目の11月調査
値上げ前、7割で買いだめ レトルトカレーやトイレ紙
ビール系飲料、9月販売5割増 値上げ前に駆け込み

食品値上げ「巧者」は誰? 3割が増収両立

食品の値上げを受けて消費が二極化しています。1年前からの売れ行きの変化を調べると、45%のカテゴリーで平均より高い価格帯の販売割合が増えていました。この高価格シフトと増収を両立するケースも約3割あります。割安な商品への需要が根強い一方、新しい価値を訴え消費者をひき付ける動きもでています。

値上げの1年、変わる食卓 生活防衛意識強まる

消費者の賃金は伸び悩み家計負担が増える中、生活防衛意識は一段と強まっています。料理写真共有アプリ「スナップディッシュ」では、家にあるもので済ませることを意味する「アルモンデ」を含む投稿数が増えました。
値上げの1年、変わる食卓 余計に買わず「アルモンデ」
食品値上げ12月も145品 消費者は節約、販売鈍る

23年も続く値上げラッシュ 今後の予定を一覧で

日本経済新聞社が食品・日用品の主要メーカー46社を対象にアンケート調査したところ、6割の企業が2023年に「値上げする」と回答しました。帝国データバンクによると、食品メーカー上場105社が23年に値上げを予定している食品は7000品目を超え、2月だけで4000品目以上あります。今後の値上げ予定を一覧でまとめました。

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値上げラッシュ

原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。

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