LGBT向けアプリの米社、東芝社外取のSPACと合併上場へ
性的少数者(LGBT)向けのマッチングアプリを手掛ける米グラインダーはSPAC(特別買収目的会社)との合併を通じてニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場することを決めた。東芝の社外取締役のレイモンド・ゼイジ氏がトップを担うティガ・アクイジション(シンガポール)と合併する。
グラインダーの評価額は負債を含めて21億ドル(約2700億円)となる見込みで、約3億8400万ドルの資金を調達する。製品開発や新規市場開拓などに投じる。同社は2009年設立で、本社はロサンゼルス。月間利用者数は約1100万人で、21年の売上高は1億4580万ドル、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は7720万ドルだった。