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LIFULL、カカオ豆の殻使ったチョコ開発

不動産情報サービスのLIFULLは、一般的に使用されるカカオ豆の部位のかわりに殻などを使ったチョコレート「ECOLATE」を開発した。カカオ農家の貧困や、環境を無視した生産拡大の解決策としてカカオの廃材の新たな利用法を提案する。東南アジアのカカオ農家と取引する菓子メーカーのフーズカカオ(東京・世田谷)と共同で開発した。

一口大のチョコの詰め合わせ「CARRE」では、カカオの枝や豆の殻などを使用した3種類を用意した。枝の含有量が20%のチョコはカカオの木の香りを感じられるという。豆の殻の含有量が50%のチョコでは、殻の食感と苦みのある香ばしさを楽しむことができるとした。価格は2200円。

LIFULLのウェブサイトで販売する。廃材として処理されてきた植物を食材として利用する同社のプロジェクトの一環として実施する。これまでにも放置竹林の竹を使った和菓子などを開発してきた。

同社によると、長年続いてきたカカオ農家の貧困は児童労働などの社会的問題を引き起こす要因になっているという。また、チョコの需要に応えるために環境を無視した生産地の拡大が深刻化しているとした。カカオの廃材に食材としての利用価値を見いだしたことで、これらの社会問題の解決につなげる考えだ。

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