ユーグレナ、マツダや丸井Gなど4社から78億円調達 - 日本経済新聞
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ユーグレナ、マツダや丸井Gなど4社から78億円調達

ユーグレナは19日、新株と新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行でマツダなど4社から計約78億円を調達すると発表した。ユーグレナなどがマレーシアで建設を予定するバイオ燃料の製造プラントの関連資金に主に充当する。資本業務提携を結ぶ丸井グループとは、ユーグレナの健康食品などの販売で連携する。

CBは48億円分を発行し、マツダが28億円、第一生命保険が20億円を引き受ける。マツダは自動車レースでバイオ燃料を使用するなどユーグレナとすでに連携しており、建設を予定する商業プラントで製造する燃料の調達も視野に入れる。CBの利率は年率0.04%で発行日は2月6日。償還期限は2028年を予定する。

新株は丸井グループが約20億円、ロート製薬が約10億円を引き受け、両社ともユーグレナと資本業務提携をそれぞれ結ぶ。丸井グループはユーグレナの健康食品や化粧品などのヘルスケア商品の販売などを検討する。ロート製薬はヘルスケア商品の共同開発や、藻類を活用した化粧品原料などの共同研究に着手する。

ユーグレナはマレーシア国営石油ペトロナスとイタリア石油大手のエニとバイオ燃料の製造プラントをつくる検討を始めており、23年中に最終合意する。今回の総調達資金のうち、約69億円を充当する。

CBを全て株式に転換したと仮定した場合、マツダの出資比率は2.46%で第4位の大株主となる。第一生命と丸井グループの比率は1.76%、ロート製薬が0.88%となる。

ユーグレナによると、今回の資金調達だけではプラント建設に必要な事業費をまかなえない見通し。同社は手法は未定としつつ「不足分を新たに調達していく」としている。

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