三菱ケミカルHD、「三菱ケミカルグループ」に社名変更
三菱ケミカルホールディングス(HD)は19日、7月1日付で社名を「三菱ケミカルグループ」に変更すると発表した。就任2年目に入ったジョンマーク・ギルソン社長のもと、フラットな組織体制への改革を進めており、社名の変更はその一環。6月24日開催予定の株主総会の承認を経て決める。
社名からHDの文字を削るものの、持ち株会社制は継続する。同社は4月から傘下の事業会社三菱ケミカルや田辺三菱製薬などに社長を置かず、HDが意思決定を担い、投資判断のスピードを速めるなどの組織改革に取り組んでいる。
社名変更と合わせて、小林喜光元会長(現東京電力ホールディングス会長)ら取締役3人が6月24日付で退任する人事も発表した。小林氏は2021年6月に会長を退いたものの、外部登用のギルソン社長の就任1年目を支えるために取締役に残っていた。
退任する3人はいずれも社内取締役。退任すると、同社の取締役会メンバーは社外取締役が過半を占めることになる。
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