郵船ロジスティクス、ベルギーに医薬品の大型倉庫を新設

郵船ロジスティクスは19日、2024年に医薬品倉庫をベルギーに新設すると発表した。延べ床面積が4万平方メートル以上で、完成すれば同社が欧州に持つ医薬品倉庫の規模の合計が2倍近くになる見込みだ。同社はベルギーを欧州域内 の約5万地点をカバーする定温混載輸送サービスのハブ拠点としており、高品質な医薬品輸送の需要増に対応する。投資額は非公表としている。
ベルギーは欧州主要国の中間地点にあり、物流拠点としてのニーズが高い。今回新設する倉庫は、適切な温度や衛生面での管理を厳格に定めた医薬品の適正な物流基準である欧州連合(EU)の「GDP認証」を取得する。
自律走行搬送ロボットや無人搬送車も導入するほか、太陽光発電パネルや電気自動車なども設置する。郵船ロジスティクスは50 年までに提供する全てのサービスにおいて、温暖化ガス排出を実質ゼロにするという目標を掲げている。
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