日本水産、家庭用すり身製品を値上げ 約5~13%

日本水産は19日、ちくわやカニカマなど家庭用すり身製品や冷凍食品を2022年2月から値上げすると発表した。家庭用すり身製品で約5~13%、冷凍食品では家庭用で約4~13%、業務用で約1~13%出荷価格を引き上げる。海外の水産物需要の高まりなどによる魚価高騰に加え、食用油や小麦粉など原材料費や物流費などが上昇していることに対応する。
値上げ対象はちくわ製品「活ちくわ」や「おさかなのソーセージ」など家庭用すり身製品のほぼ全商品にあたる50品目。家庭用すり身製品の値上げは19年3月以来となる。スケソウダラなどの白身魚のすり身などは海外での需要増などで価格が高騰しており、価格転嫁を決めたという。
冷食も値上げする。家庭用では磯辺揚げやたこ焼きなど約5割にあたる63品目が対象となる。業務用でも総菜類や冷凍野菜など全体の約6割に相当する179品目を値上げする。
冷凍食品ではニチレイが11月から値上げを実施したほか、味の素冷凍食品も22年2月からの値上げを公表している。