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ADEKA、半導体用「高誘電材料」生産能力2倍に 韓国で

中堅化学のADEKAは22日、半導体に使う先端材料「高誘電材料」を韓国で増産すると発表した。23億円を投じて工場敷地内に新たな建屋をつくり、生産能力を2倍以上にする。11月に着工して2024年度中の稼働を目指す。

韓国の半導体大手に材料を提供しており、半導体の次世代モデルでも材料の採用が決まったことなどを受けて増産に踏み切る。

高誘電材料を使う半導体メモリーDRAMはデータの一時保存に使う半導体メモリーで、スマートフォンやパソコン、データセンター、自動車に搭載する。高誘電材料は絶縁膜をつくって回路上を電気が正しく流れるようにする機能を持ち、回路が微細化する中で高い性能が要求される。ADEKAの高誘電材料は世界シェア約4割で、データセンター向けなどの先端品に限ると5割を超える。

ADEKAは20年にDRAMに使う高誘電材料の開発や試作の機能を日本から韓国に移した。顧客の拠点の近くで細かく対応できるようにした。21年8月には工場の隣接地を取得し、今後の生産能力の増強も見据える。高速通信規格「5G」などの普及に伴って先端品の需要が高まるとみている。

DRAMは在庫過剰で価格が低下している。DRAMの大口取引価格は国内外の半導体メーカーと装置メーカーなどが、月ごとや四半期ごとに決める。指標品の5月の大口取引価格は前月比3%安となり、4カ月ぶりに下落した。6月はさらに1割安くなった。

ADEKAの担当者は「テレワークなどによるパソコン特需が一巡して市況が落ち込んでいるが、デジタルトランスフォーメーション(DX)やモビリティー分野での需要は続く」とみている。

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