テレビや音響機器の国内出荷、2月3.4%増 カーナビ好調

電子情報技術産業協会(JEITA)は20日、テレビや音響機器など民生用電子機器の2月国内出荷額が前年同月比3.4%増の1017億円だったと発表した。車載機器が堅調で3カ月ぶりに出荷額が前年同月を上回った。

カーナビなどのカーAVC機器は20%増の604億円だった。製品別にみるとカーナビの出荷台数は7.1%増の41万台だった。「単価の上昇で出荷台数以上に出荷金額が伸びている」(JEITA)という。自動車の生産や販売が前年比で増加しており、車載機器の増加傾向が続くとみられる。
映像機器の出荷額は13.3%減の366億円だった。薄型テレビの出荷台数は14.3%減の34万6千台と5カ月連続で前年同月を下回っている。JEITAは「物価高や在庫調整の影響で出荷台数の減少につながっている」とする。型別では構成比の大きい50型以上が17.2%減の11万8千台となり、全体の出荷金額も振るわなかった。