がん診断・治療を一体で ノバルティスの前立腺新薬など
欧米で実用化進む 副作用・費用の抑制に注目
[有料会員限定]
がんの放射線療法の新手法で、診断と治療を一体化した「セラノスティクス」の実用化が広がる。スイスのノバルティスなど製薬大手が参入し、欧米では2022年に患者の多い前立腺がんで新薬が承認された。病巣を発見しながらピンポイントで攻撃し、副作用を抑える。世界市場は25年に5割増の1300億ドル(約17兆円)になる見通しだ。治療効果を高め、患者や医療財政の負担減につながる可能性がある。
「従来の治療で効果...
関連企業・業界