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冷凍食品の出荷額、過去最高 家庭用、初めて業務用上回る

巣ごもり需要で好調

冷凍食品の出荷額で家庭用が業務用を初めて上回った。日本冷凍食品協会(東京・中央)が21日発表した2020年の家庭用冷凍食品の国内工場出荷額(速報値)は19年比18%増の3748億円だった。外食店の営業自粛などの影響で業務用は14%減の3278億円と1986年以来の低水準に落ち込んだ。巣ごもり需要の高まりを映した。

家庭用が業務用を上回るのは1981年の調査開始以来初めて。家庭用は2年ぶりに過去最高を更新した。家庭用と業務用を合わせた全体の出荷額は1%増の7028億円と3年ぶりに増えた。生産数量ベースでは家庭用は11%増の77万1265トン、業務用は13%減の77万9948トン。全体数量は2%減の155万1213トンで2年ぶりに減った。

品目別でみると、チャーハンやシューマイ、ギョーザ、グラタンなど家庭向け商品が多い品目で伸びた。イカやタコを中心とした水産物、野菜などの農産物のほか、エビフライなど業務用として外食店で多く使われる冷凍食品が落ち込んだ。

コロナ禍が長引き、外食する機会が減った。共働き世帯の増加などで食に手軽さを求める消費傾向も強まっており、家庭用冷凍食品の需要が大きく伸びた。

冷凍食品の販売好調を受け、マルエツやサミットでは冷凍棚の設置や冷凍コーナーを拡充している。コンビニエンスストアも冷凍食品の取扱品目を増やしている。

調査担当者は「業務用の落ち込みは深刻」と指摘する。冷食市場は「一般に業務用が6割」(同協会)という構造だ。冷食各社は業務用のテコ入れに苦心している。

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