東武鉄道、23年春に10円値上げ バリアフリーに対応

東武鉄道は19日、2023年3月ごろに全路線の乗車賃を一律10円値上げすると発表した。通学を除く定期料金も1カ月分で600円、3カ月分で1710円、6カ月分では3240円引き上げる。年間57億円程度の増収を見込む。
値上げに伴う増収分はホーム柵の整備など駅のバリアフリー投資に充てる。ホーム柵やエレベーターの設置にかかる費用をまかなうため、国土交通省が鉄道運賃に一定額の料金加算を認める制度改正をしたのを受けた。JR東日本や東京メトロなども23年春、一部路線などで10円値上げする。