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第一三共、抗がん剤の特許訴訟 米特許庁が審査中止

第一三共は19日、米製薬シージェンと米連邦地裁で争っていた主力の抗がん剤「エンハーツ」の技術の特許について、第一三共が米特許商標庁にシージェンの特許の無効を求めた審査手続きが中止されたと発表した。シージェンが同審査の取り消しを訴える再審理を請求し、このほど認められた。

第一三共は「米特許商標庁が審査の手続きを完了するよう、あらゆる法的手段を検討する」としている。

訴訟の対象になっているのは、エンハーツに使われている「抗体薬物複合体(ADC)」と呼ぶ技術。がん細胞のたんぱく質を標的とする抗体に抗がん剤をくっつけ、薬剤の効き目を高める。第一三共はシージェンと2008年からADCの共同研究をしていたが、新薬開発の成果がでないとして15年に関係を解消していた。

シージェンは20年、第一三共のADC技術がシージェンの特許に抵触するとして米テキサス州東部地区連邦地裁に提訴し、22年4月に第一三共が特許を侵害したとする陪審評決が出た。第一三共も米特許商標庁にシージェンの特許が無効であるとして審査を請求。4月から手続きが始まったが、シージェンによる再審理請求が認められ中止されたという。

シージェンとの訴訟では、米デラウェア州連邦地裁でもADC技術に関する知的財産権の帰属について仲裁手続きが進んでおり、22年半ばに結論が出ると見込まれている。

エンハーツは第一三共の主力抗がん剤だ。23年3月期の売上収益は前期比98%増の1599億円を見込んでいる。

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