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無重力下でアート制作 京都大と凸版、NFT化し販売

京都大学の土佐尚子特定教授は凸版印刷と共同で、無重力下でアート作品を制作したと発表した。世界初の成果といい、米学術誌に論文が採択された。作品は凸版印刷が非代替性トークン(NFT)化して販売する予定だ。

アーティストでもある土佐氏の映像作品「サウンドオブ生け花」を無重力下で制作した。サウンドオブ生け花はアクリル絵の具を溶かした液体が音による振動で飛び上がる様子を、毎秒2000コマのハイスピードカメラで撮影する作品。「花を生けるときの精神を表現したもの」(土佐氏)という。

小型飛行機を放物線飛行させて無重力状態を体験できるサービスを利用し、16点を制作した。カメラ6台を使い、絵の具を飛び上がらせる音には赤ん坊の産声を用いて「命の誕生と未来を表現した」(土佐氏)。無重力下のため、飛び上がった液体が落下せず上昇するなど地上とは異なるタイプの作品ができた。

芸術と先端技術の融合に関する米学術誌「レオナルド」に論文が採択された。16点の作品のうち一部は、凸版印刷がブロックチェーン(分散型台帳)技術で複製を防ぐNFTとして販売する予定だ。作品はイオンモールのデジタルサイネージでの上映も予定している。

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