/

脱線の新幹線を数日中に撤去へ JR東日本、設備点検継続

JR東日本は18日、16日夜に福島県沖で発生した地震により脱線した東北新幹線の車両について、撤去作業を数日中にも始める方針だと明らかにした。国の運輸安全委員会からの現場保全命令が17日夜に解除されたため。今後、車両の移動方法などの検討を進める。一方、高架橋など設備の点検にはあと2、3日かかるとの見通しを示した。

東京発仙台行きの東北新幹線やまびこ223号は16日の地震で、白石蔵王駅(宮城県白石市)から約2キロメートルの地点で全17両中16両が脱線した。脱線の理由などは引き続き運輸安全委員会が調査する。

点検により被害状況の把握も進んできた。東北新幹線の電柱は少なくとも24本で損傷し、中には耐震補強した電柱でも被害が出ているという。他にも高架橋など土木系の構造物で20カ所、レールがたわむなどゆがんでいる場所も10カ所見つかった。まだ点検を続けており、今後被害が広がる可能性もある。

同社は沿線に設置した地震計で地震の揺れが高架橋など構造物に与える影響(単位=カイン)を測定する。新幹線では28カイン以上が測定された区間で作業員が目視で点検するようにしている。

今回は脱線場所の付近では約90カインと測定。他の場所を含め6カ所で50カイン以上を測定した。2011年の東日本大震災時に測定された値よりは低いものの「大きな値だ」(同社)とみており、目視点検が必要な区間も長いため点検に時間がかかっている。

東北新幹線は18~21日も那須塩原―盛岡間の上下線で運転を取りやめ、その他の区間では本数を減らして運行する。22日以降の運行計画は21日に公表する。首都圏と東北地方を結ぶ在来線の東北本線や常磐線で早期に全線で運転再開し、臨時列車を走らせたい考えだ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

業界:

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン