JAL、CA新卒採用3年ぶり再開 23年度入社

日本航空(JAL)は18日、2023年度入社の客室乗務員(CA)の新卒採用を3年ぶりに再開すると発表した。20~21年度に大学などを卒業した人も募集対象とする。地上職や技術職、自社養成パイロットなどの採用も実施する。新型コロナウイルス禍からの業績の立て直しや構造改革を見据え、採用再開に踏み切る。
募集人数などの詳細は3月1日に公表する。22年度入社の経験者採用も実施する方針で、職種などは今後詰める。JALはコロナ禍による旅客需要の急減を受け、21~22年度入社の新卒採用を自社養成パイロットなど一部に限っていた。
航空業界では採用再開の動きが相次いでいる。全日本空輸(ANA)は23年度入社の事務職や技術職の新卒採用を3年ぶりに再開する。格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)は22年度入社のCAの新卒・既卒採用や、整備部門などの既卒採用を約2年ぶりに実施する。