電池性能向上にCNT活用 名大や産総研・日本ゼオン
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炭素が筒状につながった「カーボンナノチューブ(CNT)」を電池の性能向上などに役立てる動きが広がってきた。優れた導電性を生かし、太陽電池や2次電池の材料などへの応用を目指す。CNTは期待されたほど電子部品などへの応用が進んでいなかった。世界で脱炭素の流れが強まる中で、改めて注目が集まっている。
「有機薄膜太陽電池の量産に大きく近づく成果だ」。こう強調するのは名古屋大学の松尾豊教授だ。2022年3...

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