マクドナルド、未完の積極投資 「勝ち組」の死角
片山志乃
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日本マクドナルドホールディングスの高成長が曲がり角にきている。新型コロナウイルス下でも増収増益を続け外食業界の勝ち組だったが、2022年12月期は期初の営業最高益予想が一転して減益となる見通し。持ち帰りや宅配など変化した需要に対応するための積極投資の成果が見えにくく、資産効率も低下している。
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