論文ランキングで中国躍進 「基礎研究の実績は不足」
JSTアジア・太平洋総合研究センター副センター長 黒木慎一氏
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中国が学術研究での存在感をいっそう高めている。文部科学省の研究所が8月に公開した自然科学系の研究論文に関する最新の世界ランキングでは、論文の量と質に関わる3つの指標全てで首位に立った。アジア・オセアニア地域の科学技術の情勢に関する調査などを担う科学技術振興機構(JST)アジア・太平洋総合研究センターの黒木慎一副センター長に、その意義や今後の展望を聞いた。
――科学系の研究論文に関する中国の「3冠...
