Amazon「ブラックフライデー」、25日から7日間

アマゾンジャパンは年末商戦「ブラックフライデー」を25日から12月1日まで7日間開催する。家電製品や家庭用品、衣料品などが特売対象となる。物価上昇が続くなか、「家計応援」や「プチ贅沢(ぜいたく)」をキーワードに消費喚起につなげる。
18日の記者発表会でセールの詳細を発表した。日本で4回目となる。カスタマーレビューの高い人気商品を取りそろえる「特選タイムセール」や、日替わりで様々なカテゴリーの商品を数量・時間限定で販売する「ビッグサプライズセール」を実施する。
アマゾンはブラックフライデーに向けて全国の20~69歳の男女千人に調査した。生活を豊かにするために積極的にお金を使いたいことを尋ねたところ、「旅行」や「生活必需品」、「贅沢品やプチ贅沢品などのご褒美」などが上位にあがった。
プライム・マーケティング事業統括本部の鈴木浩司氏は「(新型コロナウイルス禍など)様々な制約下で暮らしてきたことへのねぎらいとして、普段は手を伸ばしにくい商品の購入意欲も高まっているのではないか」と分析する。
調査を受けてセールでは食料品などの生活必需品に加え、スーツケースなどの旅行グッズやコーヒーメーカーといった「ご褒美家電」も取りそろえた。
新型コロナウイルス禍の「巣ごもり消費」の反動に加え、米国では歴史的なインフレが続くなどネット通販事業は逆風が吹く。アマゾンは日本を除く米国など15カ国で10月にも有料会員向けセールをし、消費者の需要喚起に力を入れている。