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日産、米でEV工場 570億円投じ既存設備改修

(更新)

日産自動車は17日(日本時間18日未明)、米国南部のガソリン車の完成車工場を電気自動車(EV)用に改修すると発表した。2025年までに5億ドル(約576億円)を投じて既存工場にロボットが車両を組み立てる最新設備を導入する。現在はガソリン車のみを生産しているが、高級車「インフィニティ」など2車種のEVなどを追加で造れるようにする。

日産が改修するのは、米南部のミシシッピ州にあるキャントン工場。23年に工事をはじめ、25年に新たな生産ラインを稼働させる。栃木工場(栃木県上三川町)ですでに実践している最新ロボットによる組み立て設備を導入する。

キャントン工場ではまず、高級車と日産の普及車の両ブランドで計2車種のEVを生産する。具体的な車名は未定としている。そのほか、EVに搭載する車載電池の最終工程の生産ラインも用意する。電池そのものの生産は、別の電池メーカーなどが担う予定だが、現時点では詳細を明らかにしていない。

キャントン工場は03年に生産を始め、年間の生産能力は43万台ある。21年7月には新型ピックアップトラックの「フロンティア」の組み立てを始め、現在はセダン「アルティマ」など含めて4車種を生産している。従業員は5000人を抱える。改修後の工場ではハイブリッド車(HV)などの電動車も造れるようにするほか、ガソリン車を継続生産することを検討する。

日産は21年11月末に発表した新たな長期成長戦略で、30年度までに世界で販売する新車のうち、EVなど電動車の比率を5割にする計画を示した。このうち、米国ではEVの販売比率を4割に高めるとしてきた。一方、ガソリンエンジンについてまず、環境規制の強まる欧州向けについて新規開発を終えると明らかにしている。

またロボットの自動化設備については、30年までに日本と米国の計4カ所の工場にも導入する計画を明らかにしている。米キャントン工場の導入も、計画の一環にあたる。

米ゼネラル・モーターズ(GM)は25年までに北米のEVの生産能力を100万台超にする。トヨタ自動車も30年までに米国内に車載電池の現地生産に34億ドルを投じる。競合大手が米国でEVの関連投資を進める中、日産も生産の増強で対抗する。

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