シュッピン、今期最終益94%増 カメラのネット販売好調
シュッピンは17日、2022年3月期の単独税引き利益が前期比94%増の20億円になる見通しと発表した。従来予想を7億円上方修正した。主力のカメラ事業で、新品と中古品のネット通販が想定を上回る。ロレックスなどの高級時計の販売も大きく伸びると見込む。
売上高は22%増の415億円と従来予想を27億円引き上げた。カメラ各社でフルサイズミラーレスカメラの新製品が発売されたことなどで電子商取引(EC)売上高が堅調に推移している。人工知能(AI)を使った販売価格の通知や、顧客に合った商品提案を進め販売が伸びた。21年12月時点のWEB会員は55万人と1年前から1割増えた。
営業利益は84%増の29億円と、9億円上方修正した。店舗とネット通販の担当者を店舗休業中などに臨機応変に活用し、人件費を中心とした販売管理費の抑制も寄与した。
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