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日本精工、ボールねじに植物由来部材 CO2を9割削減

日本精工は17日、植物由来原料を使ったボールねじ用の部材を開発したと発表した。部材を廃棄するまでの二酸化炭素(CO2)排出量を化学由来のプラスチックと比べて9割削減できる。

ボールねじは工作機械などの位置決めに使う。ねじを切った軸を回転させ、軸に取り付けたナットの位置を動かす。軸とナットの間に多数のボールを入れて滑らかで精緻な動きを可能にする。

ボール同士の間に入れる「保持ピース」と呼ぶ部材に、植物由来のバイオマスプラスチックを採用した。年間で20トン程度のCO2排出量の削減につながるとみている。強度や耐熱性は化学由来品と同等以上を確保した。

バイオマスプラスチックの採用により部材のコストは高まるものの、生産性を改善し、ボールねじの価格は従来と同じ程度になる見込みだという。新部材を組み込んだボールねじで2026年までに売上高10億円を目指す。

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