/

大学図書館システム、36年ぶり刷新 紀伊国屋書店が提供

大学図書館にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が押し寄せている。国立情報学研究所は17日、36年ぶりに大学図書館向けの学術資料の情報システムを刷新すると発表した。紀伊国屋書店が窓口としてシステムの提供に携わり、学術資料のデジタル化への対応などを進める。

国立情報学研究所は主に紙媒体の資料を管理する、総合目録データベース(NACSIS-​CAT/ILL)を構築している。大学図書館など1300以上の機関が参加し、書籍や雑誌など登録書誌およそ1300万件の資料データを運用する。

今回、同データベースの基盤となるシステムに、ネットライブラリーなどを手掛ける米オンライン・コンピューター・ライブラリー・センター(OCLC、オハイオ州)の技術を活用する。OCLCの構築するシステムは、英国などの欧州諸国やオーストラリアなどで導入されている国際標準のものだ。

日本ではこれまで独自のシステムを利用してきており、研究資料の国際的互換性が高まるとの期待がある。運用開始は2023年を目指す。

動画や音声などの電子資料の管理には、Ex Libris(イスラエル)のプラットフォームである「Alma」を利用する。運用開始は22年を目指す。Almaはハーバード大学など世界1700の図書館・団体での利用実績がある。

デジタル化の進展や学術研究の国際化で、電子資料へ容易にアクセスできるような環境構築の重要性は高まっている。紀伊国屋書店の大野繁治常務取締役は「今回のシステムの刷新を世界的な研究成果を取り込む後押しとしていきたい」と話す。

(大貫瞬治)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン