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ドコモがメタバース技術 表情・動きをアバターが即再現

NTTドコモは17日、仮想空間上のアバター(分身)で表情や体の動きを再現する技術を開発したと発表した。センサーで口や関節の動作を検知して、ほぼリアルタイムで反映する仕組み。米IT(情報技術)大手を中心にインターネット上の仮想空間「メタバース」に注力するなか、ドコモも関連技術の開発を急ぐ。

ドコモが同日に都内で開催した、最新技術の展示会で発表した。メタバースの利用拡大を見据え、アバター関連の技術などを展示。高速通信規格「5G」や、より大容量のデータ伝送が可能になる次世代通信規格「6G」のメタバースへの活用も見込む。

現実空間にいる人の表情をアバターに反映する技術を公開した。専用のカメラが口や視線の動きを検知。人が笑ったり話したりすると、アバターも同じ表情で反応する。接客業務での活用を見込む。無人店舗やコールセンターで遠隔で接客する際に、客と非対面でも円滑にコミュニケーションができるようにする。

ドコモは表情のほかに、体の動きを仮想空間に反映する技術も開発した。体に装着したセンサーが腕や足の動きを検出し、アバターにほぼリアルタイムで反映する。音楽ライブの演出での活用を見込むほか、スポーツ選手の動きを反映したアバターを複数の視点で鑑賞できるといったサービスへの応用も検討する。

メタバースを巡っては、米フェイスブックが「メタ」に社名変更するなど、米IT大手が注力する方針を示しており、注目が高まっている。米マイクロソフトと米半導体大手クアルコムは提携し、AR(拡張現実)機器向けのチップ開発に取り組む。

国内では、KDDIが実在する都市をモデルにした仮想空間「都市連動型メタバース」の展開を進めている。グリーはメタバース事業に今後2~3年で100億円規模の投資をすると表明しており、ゲーム企業も攻勢を強める。

ドコモなど通信大手がメタバースに注力するのは、メールや電話といった既存のコミュニケーション手段がメタバース上のサービスに移る可能性があるからだ。ドコモでARやVR(仮想現実)の研究開発を担当する村上圭一氏は「次世代のコミュニケーション技術として、メタバース関連の技術開発は今後も加速する」と話す。

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