YKKAP社長に副社長の魚津氏 4月1日付、堀氏は会長に

建材設備大手のYKKAPは17日、魚津彰副社長(60)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。堀秀充社長(65)は代表権のある会長に就く。海外事業に携わった魚津氏に引き継ぎ、アジアなど新規市場の開拓や環境対応を推進していく。
魚津氏は都内で開かれた方針説明会で「海外事業の伸びしろは大きい」とし、「欧州への進出も視野に入れて進めていきたい」と話した。経済成長が見込めるインドなど、アジアでも販売網の拡大を目指す。一般社員の基本給の引き上げや、資格手当の拡充などにも取り組む方針を示した。
魚津 彰氏(うおづ・あきら)85年(昭60年)千葉商科大商経学部卒、YKKAP入社。21年取締役上席執行役員、22年副社長。富山県出身。60歳