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東京製鉄、全品種大幅値上げ

6月契約、1万~1万8千円 鉄スクラップ高で

電炉大手の東京製鉄は17日、鋼材の6月契約価格を全品種で引き上げると発表した。熱延鋼板やH形鋼などを5月契約分に比べて1トン1万~1万8千円引き上げる。主原料となる鉄スクラップの高騰や海外価格の上昇などの影響を反映する。全品種の値上げは1月分以来、5カ月ぶり。

6月価格は、需給が逼迫する鋼板類のうち熱延鋼板が1トン11万4千円、ホットコイルが同11万円とそれぞれ前月分から1万6千円(16~17%)引き上げる。特に品薄感が強いとされる酸洗鋼板は同12万3千円と前月比1万8千円(17%)上げる。1万8千円の値上げ幅は全品目を通じて過去最大という。

国内での建築需要の弱さから5月分まで4カ月連続で据え置いていたH形鋼も1万円(11%)上げ、同10万3千円とした。

電炉メーカーが主原料とする鉄スクラップは、国内での発生減や中国での需要増などから取引価格が高騰している。標準品種「H2」は4月初旬からおよそ2割高く、12年9カ月ぶりの高値圏にある。東鉄の今村清志常務は「値上がりペースは想定よりも速く、幅も大きい。(製品価格への)大幅な転嫁が必須な状況だ」と話す。

値上げは海外市場との価格差を縮めることも念頭に置いている。ただ、国内の需要は建材系を中心に力強さを欠き、流通業者は販売価格への転嫁に苦慮している。

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