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三井不動産、古い賃貸住宅を「再生」 CO2排出量を削減

三井不動産は17日、古い建物の寿命を延ばす「リファイニング建築」という手法で再生した賃貸住宅を公開した。建物の構造部分の84%を再利用して改修し、新築と同じ程度の寿命に伸ばした。建て替える場合に比べコストを約70%に抑え、二酸化炭素(CO2)排出量も72%削減した。

再生したのは東京都新宿区にある地上9階建ての賃貸マンション「シャトレ信濃町」。築約50年の物件で、はりなど既存の構造部分を残しつつ、壁や柱を追加するなどして強度を高めた。構造部分を再利用して建築廃材を減らし、建て替える場合に比べCO2排出量を削減した。

同マンションは各階に3LDKの住居が3戸あったが、1~2LDKを5戸配置する形に変えた。20~30代の単身者や共働き夫婦らをターゲットにする。全体で32戸あり、賃料は広さ50平方メートルの部屋で月23万~24万円に設定した。

耐震性能や断熱性能は新築物件と同水準という。「古い物件だが、賃料は新築に近い水準にできた」(レッツ資産活用部の宮田敏雄チーフコンサルタント)という。再生手法は設計事務所の青木茂建築工房(福岡市)が提唱する「リファイニング建築」を採用した。

脱炭素化に向け新築住宅の環境性能を高める動きは強まるが、古い既存住宅の対応も欠かせない。三井不として今回の「再生建築」は6件目で、立地や物件の特性を見ながら老朽化した不動産再生を進める。

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