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三菱電機、3Dプリンター使い宇宙で衛星アンテナ製造

三菱電機は17日、宇宙で3Dプリンターを使って人工衛星のアンテナをつくる技術を開発したと発表した。打ち上げロケットや衛星のサイズによる制約がなくなるため、小型衛星でも大きなアンテナを備えることができるようになる。

3Dプリンターはアンテナの支柱や角度調整用モーターと一体化させた。真空でも安定して造形できるよう、 独自に開発した特殊な樹脂を使う。円状に成形すると太陽光に含まれる紫外線によって固まる。樹脂はセ氏400度まで耐えられるという。技術は米国にある三菱電機の研究所が開発した。

一般的な小型衛星「3Uキューブサット」などでの利用を想定する。試作段階では、衛星通信に使われる周波数帯「Ku帯」で実用に耐えられる造形精度であることを確認した。

人工衛星のアンテナは大きいほど強い電波を地上に送れる。ただ打ち上げロケットの形状や衛星のサイズで大きさの制約があり、近年増えている小型衛星はアンテナの大型化に限界があった。

打ち上げ後に製造できれば大きいアンテナを運用できるようになる。打ち上げ時や軌道投入時の振動・衝撃を考慮した特殊構造や対応部品も不要になるため、衛星の軽量化や打ち上げコスト低減にもつながる。

衛星軌道上の条件に近づけて技術の検証や改善を進め、実用化できれば研究機関や事業者などに売り込む。同社は「通信や自然観測、センシングなどに人工衛星をこれまで以上に利用できるようになる」としている。

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